「井山杯 東大阪市囲碁フェスティバル」で講演されました。
1月19日(日)、東大阪市文化創造館で開催された「井山杯 東大阪市囲碁フェスティバル」(主催:東大阪市、協力:大阪商業大学)で谷岡一郎理事長・大阪商業大学学長が講演されました。
開会式に続いて13:00より行われた講演会のテーマは「正倉院の囲碁盤 ─工芸の美と実用性─」。冒頭、正倉院の名宝「木画紫檀棊局」の紹介で碁盤の説明をする中で「この碁盤は星がいくつあるのか、数えてみると17個ある」と切り出されます。そして「もともと17個あった星が9個になった理由は何か、誰が9個にしたのか、いつしたのか、について考えていただきたい」と参加者に問いかけ、自身の仮説を交えながら、解き明かしていかれました。そして質問タイムに入ると会場では次々と手が挙がり、講演会終了後にもお話しに来られるなど、参加者の皆さんにとって興味深いテーマだったことがうかがえました。
「井山杯 東大阪市囲碁フェスティバル」は、国民栄誉賞を受賞され、東大阪市名誉市民でもある井山裕太王座の名前を冠し、子どもを中心に広く市民が囲碁に親しむ場をつくることを目的としたイベントで、今年で7回目。「子ども囲碁大会」では、小学生・中学生それぞれ無差別クラスで競う『井山杯』や、有段者・級位者によるクラス別の『ハンデ戦』がそれぞれの会場で実施。一般参加者向けのプロ棋士による「指導碁」や参加者同士の「囲碁交流戦」もプログラムに組み込まれ、谷岡理事長は講演会の後参加者の方と対局をされました。