理事長だより

理事長だより

谷岡学園の3高校で卒業証書授与式が行われました。

2023年3月1日

 今年も卒業式の季節となりました。2月17日(金)・18日(土)と25日(土)、谷岡学園の3高校でそれぞれ卒業証書授与式が行われ、谷岡一郎理事長が各校で式辞を述べられました。

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 大阪商業大学堺高等学校では2月17日(金)午前10時より行われ、372名が巣立ちました。理事長は「みんなが何かのリーダーシップを必要としているとき、どれだけ正しい決断ができるのか、そしてみんながついてくるような決断をできるのかということにかかっていると考えてください。これからもコロナ、戦争、地震、天災…多くの予期せぬことが必ずあなたの人生で何度も起こるはずです。そんなとき、みんながあなたのほうを見て、そして決断をお願いするような、そういう人物にぜひなっていただきたい。みなさんのあふれるリーダーシップ、そして人間性で目立つ人間になっていただきたい」と述べられました。
 
 大阪商業大学高等学校では2月18日(土)午前10時から、卒業生と保護者が対面する形で行われました。巣立っていく389名を前に理事長は「今、東大阪市を題材とした『舞いあがれ!』という朝の連続テレビドラマをやっています。この東大阪という場所は何かにチャレンジし、何かをやり遂げ、何かをやってみようという、そういう街です。私は『やるかやらんか迷ったらやるんだ』という言葉を良く好んで使います。これは勉強とか運動とかではなく、小さなことでもなんでも、やるかやらんか迷ったらやる。失敗してもよろしい。大学、専門学校、そして就職…と、みなさんがそれぞれの人生を歩むにあたって、ぜひ実践していただきたい」の言葉を贈られました。

 そして大阪緑涼高等学校では2月25日(土)午前10時から行われ、180名の卒業生に向けて理事長は「人生には苦しいことも悲しいこともいっぱいあります。でも世の中を見渡せば、もっともっと苦しんでいる人たちがたくさんいるんだということを、常に考えて思いやってください。みなさんが感じる苦しいこと、しんどいこと、嫌なことのうち半分ぐらいは実は気持ちの持ち方次第で、楽しいチャレンジに変えることができます。今日の気持ちを忘れず、これからどんな道を歩むにしろ、いろいろなことにチャレンジをし続ける。失敗したこと、負けたこと、それは次のチャレンジに必ず生かして、プロセスを楽しみながら『最後に私は笑うんだ』、そういう人生を送り続けていただきたい」とお話しになりました。

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 今年の卒業生は、入学の時からずっとマスクをし、集団での行動があまりできない、食事中も和気あいあいと話ができない…というような環境の中で高校生活を過ごさざるを得ませんでした。卒業式ではそんな3年間のクラスメートや先輩・後輩との思い出、ご両親やご家族・先生方への感謝を、各校思い思いの形で表わされて、結びとなりました。