理事長だより
神戸芸術工科大学、大阪商業大学で入学式が開催されました。
2022年4月6日
キャンパスの桜が満開の中、4月2日に神戸芸術工科大学、4月4日に大阪商業大学で入学式が開催されました。谷岡理事長は、神戸芸術工科大学で祝辞を、そして大阪商業大学では学長として式辞を述べられました。
コロナウイルス感染拡大防止の観点から、両校とも午前と午後に分けて、会場（神戸芸工大：吉武記念ホール他、大商大：東大阪市文化創造館）には入学生と教職員のみの入場で行われました。
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神戸芸術工科大学では「世の中には人生で一冊の本も読むことができない、もしくは読む機会を与えられない人が数多くいます。そんな中でみなさんは学ぶことができます。この大学、そして谷岡学園の建学の理念は「世に役立つ人物の養成」ですが、恵まれた環境にある人はそれだけ恵まれない環境にいる人たちに何かをしてあげなければなりません。できるだけ多くのことをしてあげる、それは他の人を楽しませるということです。他の人を楽しませるには自らが幸せにならなければいけない、これを肝に銘じてください。自らの幸福を追求し、そして多くの人を幸せにできる、そういうデザインを皆さんに創り出していただきたいと考えています」と述べられました。
大阪商業大学では「これから大阪商業大学を卒業するまでに培ってほしい大きな力の１つは、情報が本物か偽物かを見極める目です。情報の一つひとつに「これはどういう意味があるんだろう」「これはなんだろう」「私はどうするべきだろう」ということを考えてほしいんです。情報のうち約半分以上ともいえる信用するに足りない情報をどうやって切り捨てるか、そして高校までの記憶中心の知識を、今度は応用し、情報を発信する側になる決心をしてください」と述べられ、「常に夢を持ち、新しいことにチャレンジし、その成果を世の中に出すんだという気持ちを必ず持ち続けてください。そのプロセスを大切にしてください。みなさんには幸せになっていただきたい。そして他の人を幸せにできる人間になっていただきたいと思います」と結ばれました。