理事長だより

理事長だより

谷岡学園の3高校で卒業証書授与式が行われました。

2022年2月28日

 今年も卒業式の季節となりました。2月18日(金)・19日(土)の両日、谷岡学園の3高校で卒業証書授与式が行われ、谷岡一郎理事長が各校で式辞を述べられました。

                     ○

 大阪商業大学堺高等学校では2月18日(金)午前10時より行われ、429名が巣立ちました。理事長は、「パンデミックが続く閉塞感の中で『私にできることは何か』ということを前向きに考える人は、実社会へ出て必ずリーダーとなっていくのだというふうに私は信じています。よく言われる言葉に「努力は決して裏切らない」というのがあります。必ず努力は報われるとはあえて言いませんが、努力をしたプロセスは必ずみなさんの血となり肉となり、そして人間性を高めていきます。今後みなさんがいたるところでリーダーシップを発揮できる人間になられることを心より祈念します」と贈られました。

 大阪商業大学高等学校では2月19日(土)午前10時から、卒業生と保護者が対面する形で行われました。巣立っていく389名を前に理事長は「長い人生には運・不運というのがいっぱい出てきます。例えば北京五輪のカーリングは普段の努力の甲斐があって運を引き寄せることができましたが、スピードスケートのパシュートのように不運だったこともあるわけです。ただし、運・不運は努力をした人の上だけにやってくるんです。努力しない人のところには栄光は絶対やってきません。努力をしたらたとえ失敗しても敗北しても、必ず新たな実力を、ポテンシャルを、そして人間性をみなさんは身につけているはずです。失敗を恐れずチャレンジを続け、経験を積んでいただきたい」と述べられました。

 同日午後1時からは大阪緑涼高等学校で開催。理事長は卒業生201名に向けて「私はいつも学生生徒『やるかやらないか、迷ったらやる』という言葉を言い続けています。どんな人生を歩もうと、これから迷っている自分を発見したら、必ずやる方をとってください。やればやるだけ、いろいろなことが自分の身につきます。失敗なんか何回でもすればいいのです。そんな中でみなさんは人間の厚みを増していくんだ、というふうに信じています。そして自分に正直に、信念を持って、それぞれ『私はリーダーになるんだ』という気持ちを常に持ち続けてください」とお話しになりました。

                     ○

 今年の卒業生は、特にこの2年間は大変な思いをされましたが、卒業式では高校生活3年間クラスメートや先輩・後輩との思い出、ご両親やご家族・先生方への感謝を、各校思い思いの形で表わされて、結びとなりました。