理事長だより
大商大オープンキャンパス 学長挨拶
2020年7月17日
2020年7月12日（日）に行われた大阪商業大学オープンキャンパス。学長から高校生へ伝えられたメッセージを紹介します。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、この日のオープンキャンパスは今年度初めての対面形式で、午前・午後それぞれ150名の完全予約制で実施されました。
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皆さん、おはようございます。大阪商業大学学長の谷岡です。
コロナ禍において、皆さんもさまざまな制約を受ける中、自らの将来を描く為、本学のオープンキャンパスに参加いただき有難うございます。
大阪商業大学が理想とする人材像は、現在のようなコロナ禍に因る社会の危機が生じた際に、人々をリードしていける人間です。良い時にリードするのは比較的簡単ですが、危機の際に必要な決断ができる人間、そして実際に動かすことができる人間というのは、実はわりと稀な人材となります。大阪商業大学卒業生で、現在、社長として活躍している先輩は1,000名を超えています。社長が偉いという話ではなく、いかなる状況下でも、より良い方向へ導けるリーダーとしての資質を、本学で学んでもらいたいと願います。
皆さんのこれまでの大学選びは、大学のネームバリューや偏差値に重きをおいていなかったでしょうか。将来の職業を考えての学部学科の選択、そして、その学部学科を編成している大学の選択。これが本来の考え方かも知れませんが、未だ職業の実感も芽生えていない状況下で、皆さんに伝えておきたいことがあるとすれば、大学の本当の価値は入るときにどれだけ難しいかではありません。出るときにどれだけ実力をつけているか、その一言に尽きるのです。
卒業して世の中へ出る、そして社会で活躍する。人々をリードし、少しでも世の中を良くする。それができる人、「人間力」を持った人を育てることが、大学が持つ本当の価値だと思っています。その考えをもって、大学選びをしてほしいと思います。
大阪商業大学は、“今まで充実した学習経験を積んできたか” 疑問に思う方、何事にもチャレンジしてみたい方、世の中の役に立つんだと考える人にとって、学ぶにふさわしい大学です。「何かをやりたい、でもやり方がわからない」そういった人たちも歓迎します。
最後に申し上げます。本日、本学のオープンキャンパスに参加いただきましたが、おそらく他大学のオープンキャンパスにも参加されていると思います。多くの大学に出向き、貴方にとって最も学びたいと思う大学を、自らの判断で選んで下さい。それが本学でなかったとしても、私は貴方の決断が正しいものと信じます。
残り少ない高校生活と思いますが、チャレンジをしないで悔いを残すことのないよう、皆さんへの激励の言葉として「やるかやらないか迷ったらやる‼」を送ります。
本日、大阪商業大学のオープンキャンパスに参加いただいた皆さん・保護者の方々に、心から感謝を申し上げます。