理事長だより

理事長だより

大商大の学位記授与式が行われました。

2014年3月28日

3月25日(火)午前11時より、谷岡一郎理事長が学長を務める大阪商業大学の学位記授与式が、学園設置校の最後の日程で、大学の総合体育館にて挙行されました。

式では、博士の学位記はお一人の方へ、修士、学士の学位記はそれぞれの専攻、学部学科の代表者に授与されました。続いて谷岡賞の授与式では、学業成績優秀者、最多単位修得者、スポーツ活動優秀者、学長推薦者と各代表者が表彰されました。

学長式辞では、卒業生に向けた最後のレクチャーとして二つのことを話されました。

一つ目は、「大阪商人における商売の方法は、『人を見て信頼する』『時間の使い方を大切にする』ことであり、短期における損でも長期的にみれば得と、目先にこだわらず長い時間軸の中で人生を楽しく過ごされたい。人生の中において、チャレンジを繰り返し、たとえそれが失敗であっても、結果よりプロセスを大切に考える人を目指して欲しい。」と話されました。

二つ目は、「人との付き合いを大切にすること。自分の仲の良い友人以外にも、多くの友人を作って欲しい。苦手な人とどう付き合うかを考え実行してください。」と話されました。

続いて、入学からこの日まで支えていただいた保護者の方へのお礼を述べられるとともに、最後に卒業生に対して、「人のことを羨ましいと思う気持ちは、自分もそうなるための手本とするうえで大切なことですが、人生を送る中ではプロセスを大切にして欲しい。そして、最後に笑える人が勝者である。そのためには何度も挑戦を続け、それでもどうしてもダメな時は、青春を過ごした学びの原点を思い出すために、この母校へ帰って来てください。いつでも待っています。」と結ばれました。

午後2時からは、祝賀会場へ模様替えをし、片山副学長のご挨拶に続いて谷口校友会副会長のご発声で乾杯、祝賀会が始まりました、会場はゼミ単位でテーブルが設営され、この時とばかりに一緒に記念撮影を撮りたいと学長のもとに来る卒業生たちに、谷岡一郎学長も最高の笑顔でフレームに納まり、励ましと再会を約束する固い握手が交わされ、和やかなうちにお開きになりました。

その後、学内では友人同士、保護者の方々と記念撮影が夕刻まで続き、一年に一度、華やかに着飾った女子学生、スーツ姿の男子学生たちの賑わいも過ぎ、すっかり人のいなくなった学内が寂しそうでした・・・。

(秘書室)