理事長だより

理事長だより

谷岡学園の3高校で卒業証書授与式が行われました。

2024年2月26日

 2月16日(金)と21日(水)・22日(木)、谷岡学園の3高校でそれぞれ卒業証書授与式が行われ、谷岡一郎理事長が各校で式辞を述べられました。

                      ●

◆大阪商業大学堺高等学校 2月16日(金)10:00  卒業生381名
 「世の中というのは何が起こるかわかりません。諸行無常、これからも予期せぬことが皆さんに何度も降りかかることと思います。今回の能登の地震があったあとも、みんなが苦しんでどうしていいかわからない時に、みんなを率いてこれから何をしなければいけないということを真っ先に考え始めて、動き始めた人もおりました。皆さんにはそのようにいち早く考え、いち早く行動するリーダーとして、これから活躍していただきたい。
 世の中には一生のうちに一冊の本を読めるか読めないかという人もいっぱいおりますし、1年に1回平均ではお風呂に入れない人もおります。そういう意味においてはみなさんはかなり優位な立場に既にあるわけです。それだけに、世の中に必ずお返しをしなければいけません。そのように認識してください」。

◆大阪商業大学高等学校 2月21日(水)10:00  卒業生334名
 「失敗なんか何回でもしなさい。失敗しても反省して次に繋げればいいんです。それをたくさん繰り返す人ほど、顔がよくなっていきます。失敗は誰でもします。逆にこう考えてください。もし皆さんが1年間失敗していなかったら、皆さんはまだチャレンジが足りません。校長先生が仰っていた『チャレンジをし続ける』、それがこの商都・大阪に位置する大阪商業大学高等学校の皆さんが進むべき方向であると、このように考えています。
 これから能登半島の地震のような大きな災害がまだまだたくさん来るでしょう。また人災ともいえる戦争や多くの不幸なことも起こるでしょう。そんな時に皆さんは前向きにポジティブに、そして他の人のために何ができるのかを常に考えるような人生を送っていただきたいと思います」。

◆大阪緑涼高等学校 2月22日(木)10:00  卒業生217名
 「文化祭やその他多くの行事を、普通は1年生・2年生の時に先輩たちがやるのを見て、いろいろなものを学び、そしてそれをより良い形に変えていくという方法でやっていくものですが、今回卒業する3年生の人たちは、コロナ禍のためにお手本とする先輩方のものがあまりなかった。皆さん自身の力で作り上げていった、と聞いています。立派によく頑張りました。
 卒業というのは1つの区切りではありますが、実は皆さんのスタート台です。それは大学へ行く人も専門学校へ行く人も、就職する人もそれ以外の人も同じです。これから何か新しいことを始めるスタート台なんだということを決して忘れないでいただきたい。この区切りにおいて、ここまで育てていただいた保護者の方々、先生方、先輩、後輩、友人すべての人に感謝する、そういう区切りとしていただきたいと願っております」。