理事長だより
大阪緑涼高等学校2年生を対象に講演会が開催されました。
2022年9月29日
9月21日、大阪緑涼高等学校グリーンホールにおいて、谷岡一郎理事長・大阪商業大学学長が「『楽しい生き方』について」と題して、2年生生徒全員を対象に講演されました。
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はじめに、建学の理念「世に役立つ人物の養成」の『世に役立つ』とは何かとの問いかけをされ、理念を具現化した４つの柱について例を挙げながら説明されました。そしてその中の4本目「楽しい生き方」について、次のようにお話になりました。
「みなさんは幸せになってほしい。そして、他の人を幸せにしてほしい。他の人を幸せにするためには、自分がまず幸せを追求しようという姿勢を見せなければいけません。それにはプロセスを楽しむこと。例えば何かにチャレンジをし、失敗したときこう考えてください。『ああ楽しいな』『楽しかったな』と。それだけで少し気が楽になります。みなさんの人生において、苦しいことや嫌なことでも気持ちの持ち方次第で楽しくなるものが3分の1ぐらいあるんです。そのうち、チャレンジすることがだんだん楽しくなってきます」。
続けて「マズローのニーズ・ヒエラルキーを、私は『楽しさのヒエラルキー』に換えてみました。おいしいものを食べる、いい服を着る、いい家に住む。『金銭的物質的にかなえられる満足・楽しさ』がまず基本にある。この上に『人間関係の楽しさ』があります。よいパートナーに巡り合った。よい上司、よい職場に巡り合った。よい友達や仲間ができた。さらにその上に『学ぶことの楽しさ、何かにチャレンジすることの楽しさ』があります。ここまで行ける人はなかなか少ないですが、これがわかる入口までみなさんは少なくとも行ってほしいと思います」。
途中で生徒へのクイズやご自身が今楽しんで取り組んでおられることの紹介を挟みながら、最後に好きな言葉「最後に笑う者の勝ち！」を挙げて、「チャレンジを続け、失敗を続けた人の顔は必ず良くなっています。『最後は笑うんだ』という気持ちで日々チャレンジしてほしい。そして全員が幸せになってほしいと思います」と結ばれました。